2017/07/03 14:30
ワールド・ツアー最終公演をウェンブリー・スタジアムでスタートしていたアデルが、声帯の損傷により2017年7月1日と2日に予定されていたラスト2公演をキャンセルした。
6月30日にファンに向け、「”胸が張り裂ける”という表現では言い尽くせません」とSNSにメッセージを投稿した彼女は、28日と29日にウェンブリー・スタジアムで行った公演でも声の調子が悪かったと説明。「普段よりもだいぶ無理をしなければならなかった。常に咳払いをしなければならない感覚だった」ので診察してもらったところ、ドクターストップがかかってしまったと綴っている。
また彼女は、「ステロイドや声に役立つことは全て」試したが間に合わず、口パクしてでも決行すべきか迷ったほどキャンセルすることが残念だったと繰り返し謝罪している。
2016年2月にスタートした『25』のワールド・ツアーは121公演が終了し、あと2公演でフィナーレを迎える予定だった。観客に配布されたプログラムには「これが最後になるかもしれない」と書かれたメッセージが入っており、彼女は今後のツアーからの引退を示唆している。キャンセルされたコンサートの振替公演が決まらない場合、チケット代は全額払い戻されるとのことだ。
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